青樹子アートスクール

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2016年 01月 29日

絵画基礎講座カリキュラム概要 担当 林浩


絵画 デッサン他●毎週火曜日9301200
           ●第2第4土曜日13301600

受講料 ¥5,000(2)  チケット ¥22,500 (10)

問合せ 090-4284-4633
対象年齢:中学3年程度~大人
この講座は[レクチャー][レッスン][ホームワーク]という形の組み合わせて行っています。[レクチャー][レッスン]の時間帯は上記の通り設定していますが、都合の悪い方はご相談下さい。

プログラムのコンテンツは下記のとおりです。順番に受講することが望ましいですが、個別に受講することもできます。
●CONTENT
・「基礎」とは・・・・・・
➀明暗の整理と画像の分解

②色彩の性格と図像の成立(バルールの問題)
③混色と描画の実際
④遠近法的絵画空間についてー その1
➄遠近法的絵画空間についてー その2
⑥複雑な立体の理解と描画―「面」「光の方向」「立体感」

・「基礎」とは・・・・・・

この講座は「絵画基礎講座」です。この講座のカリキュラムを紹介するにあたって、「基礎」とはどういうことを意味しているのか説明が必要であると思います。このことを明確にしておくことが学習の内容を把握することにつながります。

「基礎」という言葉は日常でもよく使う言葉なので特に説明の必要はないように思うかもしれませんが、そのような言葉ほどいい加減に使っている場合が多いと思います。また、「基礎」とはどの領域に関しても、学習する際に一番大事なことといわれますが、ここでは簡単にこの講座のコンセプトを伝える範囲で簡単に述べておきます。

美術における基礎勉強とは眼という感覚器官を使うこと、且つ使えるようにすることです。ここでいう「眼という感覚器官を使うこと」とは、とりあえず「色を客観的に判断すること」と「形を客観的に判断すること」と言い換えてもいいかもしれません。眼という感覚器官を使うことでその能力を鍛え磨くことは、美術をやっていく上で常に心掛けていなければならない大切なことですが、日常生活ではその機会がほとんどないように思います。ですから感覚の眠っている部分を目覚めさせることでもあります。

ここで学習するもうひとつの大事なことは、「遠近法」という絵画の文法を学ぶことです。言語である事柄を客観的に伝えようとするとき文法に則った表現が必要であることは言うまでもありません。眼で見たことを整理し、分かりやすく人に伝える為には図像表現の文法の一つである「遠近法」を習得することは「芸術表現云々…」の前に欠かせないことであると思います。


感覚的判断は理屈や言葉での説明が難しいので最初はちょっと迷うかもしれませんが、すぐに慣れてくると思います。がんばるより慣れていくことの方が大事です。では始めましょうか。

このページをいっぺんに完成させることは困難ですので、取りあえずコンテンツに関する簡単な内容説明を文章と図版で載せておきます。悪しからず。

➀明暗の整理と画像の分解

目の前の風景を白黒の写真で撮った画像を想像してください。白から黒までの無限の段階のグレーの集合であることが想像出来ると思います。明暗の整理とはこの無限にあるグレーを大まかに、例えば最初は3段階~5段階くらいにまとめてみることです。

画像の分解とは聞きなれない言葉と思います。説明が少し難しいですが、描画をしていくプロセスを想像してください。絵は瞬時に出来上がるわけでありません。段階を踏んで描いていくものです。初学者の方から「どうやって描けばいいんですか?」という質問を受けることがよくあります。簡単に言うとその答えが画像の分解の仕方に深く関係します。

まだ追々図版を添付して説明しますがそのことと明暗の整理は密接に関係しています。

●演習➀  明暗の整理について:写真を使って鉛筆で行なう。

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*左の写真を4段階の明暗で整理する。


●演習② 中間色の紙に白と黒のコンテ(含鉛筆)で行なう。下の写真はパステルを使って描いたものです。

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●演習③ 透明水彩またはスパッタリングで白をベースにした方法で行う。
下の図版は透明水彩を使って行った写真の模写のプロセスです分かりにくいとは思いますが白はほとんど使っていいません。使ったのはハイライトのキメのところだけです。

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*透明水彩による写真の模写  5層程度に分解

②色彩の性格と図像の成立(バルールの問題)

色彩の性格を知ることは美術を勉強するにあたって重要なことです。ここでは65色のトーナルカラー(色紙)を使ってこのことを学びます。ひとつの白黒の図像を色彩に置き換えることで「明度」「彩度」「色相」および「進出性、後退性」を目で判断することを実践的に学びます。

●演習➀ ひとつの白黒の画像を指定された方法で有彩色に置き換える

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●演習② カラーチャートの作成
➀明度別 ②彩度別 ③色相別 ③進出色&後退色などのチャートを作ってみる。

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●演習③ これまでの学習を基に白黒の写真を有彩色に置き換える。


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③混色と描画の実際

これまでの色彩に関する勉強は理論的なことでした。実際に描くには絵具の混色の方法や画材の使い方など現実的な技法的な問題に触れていく必要があります。ここでは12色環⇒色立体について知る事と実際の様々な混色の方法を学びます。
下の写真は色立体です。色彩の地図のようなものです。

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●演習➀絵具による12色環の作成と色立体の理解⇒模写(ゴーギャンの作品)

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●演習②不透明色(油彩)の重ねによる混色の実践(シャルダンの模写)

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●演習③透明色(水彩)の重ねによる混色の実践(ツヴェルガーの模写)
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④遠近法的絵画空間についてー その1
自分の見たものを客観的に伝えるためには言葉であれば文法に即した表現が必要です。遠近法は絵画における文法に当たるものです。まずは、見ている物と視点の関係を理解することから始めます。


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➄遠近法的絵画空間についてー その2(このあたりでぼつぼつデッサンの問題について触れていこうと思います)
デッサンの勉強=「遠近法」を学習することと思っている人も多いようですが、そう言い切ってしまうには少し難があるとおもいます。また絵画の「基礎」だからといってやみくもに「上手な絵」を描こうと頑張る人もいますが、その考えもちょっと無理があると思います。「物を見て描く」という非常に単純な行為は単純なだけに含むものが多いのです。楽譜通りに演奏することで多くの事を学ぶのと同じです。まずは、自分が見ているものと見ていないものに気付くことが大切です。
下の図版は2点透視図法を示したものです。ここで少し図法の勉強も出来るといいと思います。


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⑥複雑な立体の理解と描画―「面」「光の方向」「立体感」
人体や石膏像など難易度の高いモチーフを描くには、形の解釈の仕方、モチーフに関する知識、物にできる影の法則性など様々な角度からのアプローチが必要になってきます。ここでは平面上での立体表現にまつわる色々な問題を考えながら学習していきたいと思います。

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⑦絵画の「展示」につて
「絵画とは何か」に関する問題は絵を展示してみることでよく分かると思います。


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by 4749ha | 2016-01-29 17:00 | カリキュラム概要 | Comments(0)
2016年 01月 23日

藤田ひろぶみ作品



4月より「子供絵画教室」開設していただく藤田ひろふみ先生の作品です
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「その日の花を摘む」F100号 2013年 透明水彩 ホワイトワトソン紙


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「ヴィーナス誕生 after Botticelli」 各P50号 2014年〜2015年 アクリル水彩 板


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「In the park」変形100号 2015年 透明水彩、マスキングテープ ワトソン紙、アクリル板


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「少女」 F8号 2015年 油彩 板





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by 4749ha | 2016-01-23 13:53 | 藤田ひろぶみ作品 | Comments(0)
2016年 01月 23日

稲田春逕作品

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書道講座 稲田春逕先生の作品です。
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by 4749ha | 2016-01-23 00:00 | 稲田春逕作品 | Comments(0)
2016年 01月 22日

長嶋康雄作品

テンペラ・銅版画講座の長嶋康雄先生の作品です
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観察水彩画


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金地背景卵テンペラ画



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ネガティヴペインティング・塗り残し水彩画


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映るシリーズ作品

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by 4749ha | 2016-01-22 21:43 | 長嶋康雄作品 | Comments(0)
2016年 01月 15日

林 浩 作品

絵画基礎講座担当の林浩先生の作品です。

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石膏に銅版 300cm×200cm 1990年 五福地域開発センター 


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石膏に銅版画  2002年 株式会社ハマジ蔵



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紙に銅版画・フレーム材黒檀杉 2009年 熊本泌尿器科蔵




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石膏 赤レンガ倉庫(熊本)2001年 
熊本市現代美術館開館プレイベント


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[decrescent] 薔薇・石膏・水 熊本市現代美術館 2004年



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石膏に銅版画 陶(フレーム)
collaborated with Rosen三早枝 
2011年 作家蔵



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キャンバスに油彩 F8号 1971年 作家蔵




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by 4749ha | 2016-01-15 18:42 | 林浩作品 | Comments(0)